2015年1月28日

二戸市との関わり

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工場は、父ちゃん(初代社長)の大切にしていたリンゴ畑に建てられた。

私たちの工場は、二戸市を象徴する豊かな流れの馬渕川を見下ろす丘の上にあります。
ここは、私たちの初代社長でありました父ちゃんの大切にしていたリンゴ畑のあったところです。春には、白く美しい花をつけ、秋には美味しい実をたくさんつけて皆を喜ばせてくれた畑でした。その畑の真ん中には、父ちゃん自慢のサクランボの木もありました。
私はその木を切るのが惜しくて、切ってからも神棚にして工場に祀っております。今では働く人たちの安全と会社の発展とを見守ってくれています。
巖手屋も、このりんごやサクランボのように、いっぱい花をつけ、美味しい実を送り出し、多くの人たちに味わっていただいて、少しでも恩返しができたらと思うのです。
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山に行ったら木を、川に行ったら水を、仕事をするときは人を大切にしなさい。

「山に行ったら木を、川に行ったら水を、仕事をするときは人を大切にしなさい」
これが父ちゃんの口癖でした。どのような事業をするにも、大切な基本は「自然と人」であることを言いたかったのだと思います。
私たちの会社は、食品の製造が仕事です。人間も自然の一部でしかないとすれば、自然の摂理を無視して、美味しい食品など考えられません。自然への優しさや思いやりの心は、人への優しさや思いやりの心につながります。より自然なもの、より美味しいもの、より喜んでいただけるものへ発想は、父ちゃんが子供たちに小さい頃から身をもって教えてくれたことばかりです。
(株式会社小松製菓 代表取締役社長 小松務)
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