2017年3月27日

自助工房 四季の里

南部の心をどうぞ「自助工房 四季の里」で味わってください。

南部せんべい乃 巖手屋本社工場に隣接する「自助工房 四季の里」では、南部地方の郷土料理をお召し上がりになることができます。素朴で懐かしい郷土料理は皆様から好評をいただいております。

「自助工房 四季の里」店舗案内はこちら

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「四季の里」は、ほんの少しでも、山や野の暮らしの楽しさを伝えられたら、と思います。お婆ちゃんの出す一切れの沢庵や、一杯の蕎麦から、二戸の良さを感じとってもらえたら。歳をとって、昔のようにゆかなくても、その分心をこめて、おいしいものを出してゆけばよい。

自助工房というのは、大げさですが、年寄りだからって、社会や子供に甘えていないでやれることはやろう、自分の足で歩けるうちは頑張って歩こう、そんな気持ちを込めました。(小松シキ著『むすんでひらいて』より)

定年後も生き甲斐を持って働けるように、、、

とにかく、私たちと一緒に頑張ってくれた従業員の方々が、定年後も生き甲斐を持って働けるように、と、ただ身内のことを考えていたつもりでしたが、四季の里の反響は驚く程大きく、役場からは「行政がやるべきことを小松さんがやってくれた」と褒められるし、私は、テレビや新聞に引っ張り出されて、随分こそばゆい体験をしました。恥ずかしいことです。県外や東京からもどっと視察団がやって来ました。観光客は大型バスで乗り付けるし、開店当初は、みんなてんてこ舞いでした。

注文を受けてから「あーっ、うどんは売り切れた!」と叫んで、粉をこね始めたり、「ご飯が無くなった」と、慌てて米をといだり・・・素人のおばさん軍団ならではの大騒ぎもしばしば。でも作り物でない、真心が伝わるのか、お客さんも、悠々と待っていてくれています。(小松シキ著『むすんでひらいて』より)

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